鑑書研

現在、書道界に起こり始めている書を評価するにあたって必要不可欠な【見る】といった鑑識眼をもつ人間が非常に減少しているのは、残念なことに事実であろう。【書く】は書道を携わる者には当たり前の事項であるが、【評価】といった行為は多くのものを鑑賞し、自ずから【見る】が出来るようになる自然発生のことである。しかし、現在の書道は『習字化』しすぎて自分の師匠の字…会の字は分かるが…よそのものに関しては正直よく一切わからない゙…などといったおかしな事態が発生している。

 

そんな事態を早急に打破すべく、山梨書道協會では<鑑書研>と命名し、書道は【師風】のみといった世の中全体の流れによって起こり出している古典離れ等を危惧すべく、古典臨書ならびに古典鑑賞を主に、学生などが学んでいる『教育書写・習字・書道文字』を同時進行にて研究する会が設立されている。

 

 

会の名の如く「書」を「鑑」賞し「研」究するといったテーマに沿って活動中。

活動地域は会員が参加しやすいよう場所は「甲府」「富士吉田」「大月」といった県内3か所にて活動。

毎月3週目の日曜日(変更あり)。時間は昼間と夜間を交互に行っている。

 

 

<経緯>

 

・平成28年に若手育成のために立ち上げられたグループ。(初代リーダー 渡辺大壑)

当初は選抜されたメンバーで構成され試行錯誤を重ね、主は『教育書写文字』を念頭に意思統一された手本書きを全員が習得していくことを第一構想としてスタートされた。研究テーマとして『ひらがな』はどのように書くのか。といったことに対して「あ」~「ん」までの書き方が統一されるようになった。

 

・平成30年に初期メンバーを中心とした山梨書道協會会員全ての参加が総会にて決定され可能になる。(二代目リーダー 田中行雲)

 教育書道を中心に学習し、古典への理解度を深めるため古典や古筆の研究等を行っている。 

 

 

山梨書道協會

会長 望月大耿

 

山梨書道協會事務局

事務局長 清水暉翠

〒400-0806 

山梨県甲府市善光寺3-5-3-A201